【料金相場もわかる】中小企業向け営業代行会社比較7選|費用対効果で選ぶならココ
- seira1001
- 8月25日
- 読了時間: 19分

「営業リソースが足りない」「売上を伸ばしたい」と悩む中小企業様へ。数ある営業代行会社の中から自社に合う一社を選ぶのは難しいですよね。本記事では、料金相場や失敗しない比較ポイントを解説し、実績豊富な営業代行会社7社を厳選してご紹介します。この記事を読めば、自社の課題を解決し、費用対効果の高い最適なパートナーが必ず見つかります。
1. 営業代行とは 種類や業務範囲をわかりやすく解説
営業代行とは、企業の営業活動の一部または全部を外部の専門会社が代行するサービスです。自社の営業担当者(インサイドセールスやフィールドセールス)の代わりに、営業のプロフェッショナルが即戦力として業務を遂行します。特に、人材不足やノウハウ不足に悩む中小企業にとって、売上拡大や新規顧客開拓のための有効な手段となります。営業リソースを補うだけでなく、専門的な知見を取り入れることで、営業組織全体の生産性向上も期待できます。
1.1 営業代行の主な3つの種類
営業代行サービスは、企業の課題や目的に応じて主に3つの種類に分けられます。自社がどの営業プロセスに課題を抱えているかを明確にし、最適なサービスを選ぶことが重要です。
1.1.1 アポイント獲得特化型
アポイント獲得特化型は、見込み客(リード)との商談機会を創出することに特化したサービスです。主にインサイドセールスと呼ばれる領域を担当し、電話(テレアポ)やメール、問い合わせフォームなどを活用してターゲット企業へアプローチします。商談は自社の営業担当者が行うため、「営業担当者はいるが、新規アポイントの獲得に手が回らない」「質の高い商談を増やしたい」といった課題を持つ企業に適しています。
1.1.2 商談・クロージング特化型
商談・クロージング特化型は、獲得したアポイントに対して商談を行い、契約締結(クロージING)までを担当するサービスです。高い交渉力や専門知識を持つ営業のプロが、オンラインまたは訪問で商談を進めます。特に、高単価な商材や専門性の高いサービスを扱っており、「成約率を改善したい」「クロージングのノウハウが不足している」といった企業にとって強力なパートナーとなります。
1.1.3 営業コンサルティング型
営業コンサルティング型は、営業活動の実務代行に留まらず、戦略立案から組織構築、人材育成までを包括的に支援するサービスです。市場分析やターゲット設定、営業プロセスの見直し、SFA/CRMといったツールの導入支援など、営業活動の根本的な課題解決を目指します。「売上が伸び悩んでいる原因がわからない」「自社に営業ノウハウを蓄積し、持続的に成長できる組織を作りたい」と考える企業に最適です。
1.2 営業代行会社に依頼できる業務範囲
営業代行会社に依頼できる業務は多岐にわたります。多くの会社では、営業プロセス全体をまとめて依頼するだけでなく、自社の課題に応じて必要な業務だけを切り出して依頼することも可能です。以下に代表的な業務範囲をまとめました。
営業プロセス | 具体的な業務内容の例 |
戦略立案・準備 | 市場調査、競合分析、ターゲットリストの作成、営業戦略の策定、トークスクリプトの作成 |
アポイント獲得 | テレアポ、メールマーケティング、問い合わせフォームへのアプローチ、インサイドセールス全般 |
商談・クロージング | オンライン商談、訪問商談(フィールドセールス)、提案書作成、クロージング、契約手続きのサポート |
営業組織の改善 | 営業プロセスの可視化・改善、SFA/CRMの導入・運用支援、営業担当者への研修・トレーニング |
2. 営業代行会社の料金体系と費用相場

営業代行会社を利用する上で最も気になるのが料金体系と費用相場です。料金体系は主に「固定報酬型」「成果報酬型」「複合型」の3つに分けられます。それぞれの特徴と費用相場を理解し、自社の予算や目的に合った会社を選ぶことが重要です。
2.1 固定報酬型の料金相場
固定報酬型は、営業活動の成果にかかわらず、毎月一定の金額を支払う料金体系です。毎月の支出が明確なため、予算管理がしやすいというメリットがあります。一方で、期待した成果が出なかった場合でも費用が発生する点には注意が必要です。営業リストの作成や戦略立案など、成果を数値で測りにくい業務を依頼する場合に適しています。
業務内容 | 費用相場(月額) | 備考 |
営業戦略立案・コンサルティング | 50万円~100万円 | 市場調査や戦略設計、営業組織の仕組み化などを支援。 |
アポイント獲得代行 | 50万円~70万円 | 担当する営業担当者の人数や稼働時間によって変動。 |
商談・クロージング代行 | 60万円~100万円以上 | 専門的な知識や高いスキルが求められるため、高額になる傾向。 |
2.2 成果報酬型の料金相場
成果報酬型は、「アポイント獲得1件あたり」「受注1件あたり」など、あらかじめ設定した成果が出た場合にのみ費用が発生する料金体系です。成果が出なければ費用がかからないため、初期費用を抑えたい企業やリスクを避けたい企業に適しています。ただし、成果の定義を明確にしておかないと、後々のトラブルにつながる可能性があるため、契約内容を十分に確認する必要があります。
成果の定義 | 費用相場 | 備考 |
アポイント獲得1件 | 15,000円~50,000円 | ターゲット企業の規模や役職者指定の有無で変動。 |
商談・受注1件 | 売上の30%~50% | 商材の単価や利益率によって大きく変動。 |
2.3 複合型の料金相場
複合型は、固定報酬と成果報酬を組み合わせた料金体系です。「月額固定費+成果に応じたインセンティブ」という形が一般的です。固定費があるため代行会社は安定して活動でき、成果報酬があるためモチベーションを維持しやすいという、両方のメリットを兼ね備えています。固定報酬型よりも月額費用を抑えつつ、質の高い営業活動を期待できるバランスの取れたプランです。
料金構成 | 費用相場 | 備考 |
月額固定費+成果報酬 | 月額25万円~50万円 + 成果報酬 | 成果報酬の部分は、アポイント1件あたりや売上に対するパーセンテージで設定される。 |
3. 失敗しない営業代行会社の比較ポイント5選

数多くの営業代行会社の中から自社に最適な一社を見つけ出すのは容易ではありません。しかし、いくつかの重要なポイントを押さえて比較検討することで、ミスマッチを防ぎ、成果を最大化できます。ここでは、営業代行会社選びで失敗しないための5つの比較ポイントを詳しく解説します。
3.1 自社の目的とサービス内容が合致しているか
営業代行を依頼する前に、まずは自社の営業課題と目的を明確にすることが最も重要です。「新規顧客のアポイントを獲得したい」「商談の成約率を上げたい」「営業戦略そのものを見直したい」など、目的によって選ぶべき会社は大きく異なります。自社の課題解決に直結するサービスを提供しているかを第一の判断基準にしましょう。
目的とサービス内容の合致例 | |
自社の目的・課題 | 確認すべきサービス内容 |
とにかく新規アポイントを増やしたい | テレアポ、問い合わせフォーム営業、メールマーケティングなど、リード獲得(アポイント獲得)に特化した実績が豊富か。 |
商談の数はあるが成約に繋がらない | インサイドセールスによるナーチャリング(顧客育成)や、経験豊富な営業パーソンによる商談・クロージング代行を得意としているか。 |
営業部門がなくノウハウが不足している | 市場調査、戦略立案、営業プロセスの構築、SFA/CRMツールの導入支援など、上流工程のコンサルティングに対応しているか。 |
会社のウェブサイトや資料だけで判断せず、商談の場で自社の課題を具体的に伝え、的確な提案をしてくれるかを見極めることが大切です。
3.2 料金体系は費用対効果に見合うか
営業代行の料金体系は、主に「固定報酬型」「成果報酬型」「複合型」の3つに分かれます。それぞれの特徴を理解し、自社の予算や事業フェーズ、リスク許容度に合わせて選択する必要があります。単に料金の安さだけで選ぶのではなく、長期的な視点で投資対効果(ROI)が見合うかを慎重に判断しましょう。
固定報酬型が向いているケース: 成果が出るまでに時間がかかる高額商材や、長期的な視点で営業プロセスの改善を目指したい場合。毎月のコストが明確なため、予算管理がしやすいメリットがあります。
成果報酬型が向いているケース: 短期間でアポイント数などの目に見える成果が欲しい場合や、初期費用を抑えてリスクを低減したいスタートアップ企業など。ただし、アポイントの質が低いなどのリスクも考慮が必要です。
複合型が向いているケース: 固定費で安定した活動量を確保しつつ、成果に応じてインセンティブを支払うことで、代行会社のモチベーションを高めたい場合。リスクとリターンのバランスが取れた形態です。
複数の会社から見積もりを取り、料金に含まれるサービス範囲を詳細に比較検討することが、費用対効果の高い依頼に繋がります。
3.3 支援実績や得意な業界を確認する
営業代行会社が持つ実績やノウハウは、成果を大きく左右する重要な要素です。特に、自社と同じ業界や類似の商材・サービスでの成功事例があるかは必ず確認しましょう。業界特有の商習慣や専門知識を理解している会社であれば、よりスムーズで質の高い営業活動が期待できます。
実績を確認する際は、以下の点に注目してください。
自社と同じ業界(例:IT、SaaS、製造、不動産など)での支援実績数
自社と類似したターゲット(例:中小企業向け、大手企業向け)へのアプローチ経験
具体的な成果(アポイント獲得数、商談化率、成約率の向上など)が数値で示されているか
公式サイトの導入事例だけでなく、担当者から直接、過去の成功・失敗事例についてヒアリングする
豊富な実績を持つ会社は、それだけ多くのノウハウを蓄積しており、予期せぬトラブルにも柔軟に対応できる可能性が高いと言えます。
3.4 報告体制やコミュニケーションは円滑か
営業代行は自社の「顔」として顧客と接するため、活動状況をブラックボックス化させないための密な連携が不可欠です。契約前に担当者と面談し、報告体制の具体例やコミュニケーションの相性を確認しておくことで、認識のズレや後のトラブルを防ぐことができます。
比較検討の際には、以下の項目をチェックしましょう。
チェック項目 | 確認すべき具体例 |
報告の頻度と形式 | 日次・週次・月次でのレポート提出、定例ミーティングの有無など。 |
報告の内容 | 架電数やアポイント数だけでなく、顧客の反応や市場の動向、改善提案などが含まれているか。 |
コミュニケーションツール | 電話やメールのほか、SlackやChatworkなどのビジネスチャットツールに対応しているか。 |
PDCAサイクルの体制 | 活動結果を分析し、次のアクションプランを共に考え、実行する体制が整っているか。 |
信頼できるパートナーとして二人三脚でプロジェクトを進めていけるか、という視点で担当者の対応や会社の文化を見極めることが重要です。
3.5 契約期間と解約条件をチェックする
営業代行サービスは、実際に始めてみないと効果がわからない側面もあります。万が一、成果が出なかったり、担当者との相性が合わなかったりした場合に備え、契約内容は隅々まで確認しておく必要があります。特に、契約期間の縛りと解約条件はトラブルになりやすいポイントです。
契約書を確認する際は、以下の点を必ずチェックしてください。
最低契約期間:「6ヶ月」「1年」など、最低限契約しなければならない期間はどのくらいか。
解約の申し出時期:解約したい場合、いつまでに申し出る必要があるか(例:解約希望月の1ヶ月前)。
中途解約時の違約金:契約期間中に解約した場合、違約金やペナルティは発生するか。
自動更新の有無:契約期間満了後、自動的に契約が更新される仕組みになっていないか。
「お試しプラン」や3ヶ月程度の短期間での契約が可能かを確認し、まずはスモールスタートで相性を見極めるのも賢明な選択です。柔軟な契約条件を提示してくれる会社は、それだけ自社のサービスに自信を持っている証拠とも言えるでしょう。
4. 【中小企業向け】営業代行会社比較おすすめ7選

ここからは、中小企業の支援実績が豊富で、費用対効果の高いおすすめの営業代行会社を7社厳選してご紹介します。各社の特徴や料金体系を比較し、自社の課題解決に最適な一社を見つけましょう。
4.1 株式会社セールスジャパン
株式会社セールスジャパンは、BtoBに特化した成果報酬型の営業代行会社です。特に新規顧客開拓におけるアポイント獲得に強みを持ち、質の高い商談機会の創出を支援します。20年以上の豊富な実績とノウハウを活かし、様々な業界での成功事例を誇ります。成果が出るまで費用が発生しないため、リスクを抑えて依頼したい中小企業におすすめです。
株式会社セールスジャパンの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 成果報酬型 |
得意な業務 | アポイント獲得、新規開拓営業 |
得意な業界 | IT、Webサービス、人材、製造業など |
特徴 | BtoB特化、質の高いアポイント、豊富な実績 |
4.2 株式会社セレブリックス
株式会社セレブリックスは、25年以上にわたり1,200社以上の支援実績を持つ、業界のリーディングカンパニーです。単なる営業代行にとどまらず、再現性のある営業手法の確立や、営業組織全体のコンサルティングまで一気通貫で支援することが可能です。顧客の成功を第一に考えた「カスタマーサクセス」の視点を重視しており、中長期的な事業成長を目指す企業に最適なパートナーです。
株式会社セレブリックスの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 固定報酬型、複合型 |
得意な業務 | 営業戦略立案、インサイドセールス、フィールドセールス、営業コンサルティング |
得意な業界 | 全業界対応可能 |
特徴 | 業界トップクラスの実績、営業の仕組み化支援、コンサルティング力 |
4.3 株式会社アイドマホールディングス
株式会社アイドマホールディングスは、中小企業やベンチャー企業の営業活動を幅広く支援しています。独自の営業支援SaaS「Sales Platform」と、経験豊富な人材による実行支援を組み合わせたサービスが最大の特徴です。テクノロジーと人の力を融合させることで、効率的かつ効果的な営業体制の構築を実現します。データに基づいた科学的なアプローチで営業課題を解決したい企業におすすめです。
株式会社アイドマホールディングスの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 固定報酬型、複合型 |
得意な業務 | 営業戦略立案、リスト作成、アポイント獲得、SaaSを活用した営業支援 |
得意な業界 | IT、情報通信、サービス業など |
特徴 | 営業支援SaaSとの連携、中小企業特化、データドリブンな営業 |
4.4 SORAプロジェクト(株式会社アイドマホールディングス)
SORAプロジェクトは、上記で紹介した株式会社アイドマホールディングスが提供する営業代行サービスの一つです。特にテレアポ代行に強みを持っており、高品質なアポイントを安定的に供給することに定評があります。ターゲットリストの作成からトークスクリプトの設計、実行までをワンストップで依頼できるため、アポイント獲得に課題を抱える企業にとって心強い味方となるでしょう。
SORAプロジェクトの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 固定報酬型、成果報酬型 |
得意な業務 | テレアポ代行、インサイドセールス支援 |
得意な業界 | Web、広告、人材、不動産など |
特徴 | 高品質なアポイント、専属チーム制、詳細なレポーティング |
4.5 アポレル(株式会社アポレル)
アポレルは、初期費用・月額固定費が一切かからない完全成果報酬型のアポイント獲得代行サービスです。アポイントが1件も獲得できなかった場合の費用は0円のため、極めて低リスクで営業代行を試すことができます。「まずはテスト的に外部リソースを活用してみたい」と考える中小企業やスタートアップに最適なサービスと言えるでしょう。質の高いアポイントを低コストで獲得したい企業から高い評価を得ています。
アポレルの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 完全成果報酬型 |
得意な業務 | アポイント獲得 |
得意な業界 | IT、SaaS、コンサルティング、広告など |
特徴 | 初期費用・月額費用0円、完全成果報酬、低リスクでの導入が可能 |
4.6 株式会社コンフィデンス
株式会社コンフィデンスは、インサイドセールスに特化した営業代行会社です。見込み顧客の育成(リードナーチャリング)からアポイント獲得、商談設定までをトータルでサポートします。BtoBマーケティングの知見が豊富で、戦略立案から実行までを一貫して支援できるのが強みです。MA(マーケティングオートメーション)ツールと連携した効率的な営業活動を得意としており、営業プロセスのDX化を目指す企業にもおすすめです。
株式会社コンフィデンスの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 固定報酬型、複合型 |
得意な業務 | インサイドセールス代行、リードナーチャリング、BtoBマーケティング支援 |
得意な業界 | SaaS、IT、製造業、建設業など |
特徴 | インサイドセールス特化、マーケティング戦略からの支援、MAツール活用 |
4.7 株式会社soraプロジェクト
株式会社soraプロジェクトは、インサイドセールスやテレアポ代行を中心に、企業の営業活動を支援する会社です。クライアントごとに最適化されたオーダーメイドの営業戦略を提案・実行することに強みがあります。成果報酬プランも用意されており、企業の状況に合わせて柔軟な料金体系を選択できます。丁寧なヒアリングと密なコミュニケーションを通じて、クライアントの事業成長に並走する姿勢が評価されています。
株式会社soraプロジェクトの概要 | |
項目 | 内容 |
料金体系 | 固定報酬型、成果報酬型 |
得意な業務 | インサイドセールス代行、テレアポ代行、営業コンサルティング |
得意な業界 | IT、人材、不動産、Webサービスなど |
特徴 | オーダーメイドの戦略提案、柔軟な料金体系、密なコミュニケーション |
5. 営業代行会社を利用するメリットとデメリット

営業代行会社の利用は、企業の成長を加速させる強力な一手となり得ますが、一方で注意すべき点も存在します。ここでは、導入を検討する上で必ず押さえておきたいメリットとデメリットを具体的に解説します。自社の状況と照らし合わせながら、最適な判断を下すための参考にしてください。
5.1 営業代行会社を活用する3つのメリット
営業代行を導入することで、企業は主に「リソース」「集中」「ノウハウ」の3つの側面で大きなメリットを享受できます。
1. 即戦力となる営業リソースを迅速に確保できる自社で営業担当者を採用し、一人前に育成するには多くの時間とコストがかかります。営業代行会社を活用すれば、研修済みのプロフェッショナル人材をすぐに確保でき、営業リソース不足を即座に解消できます。特に、新規事業の立ち上げや期間限定のキャンペーンなど、スピーディーな展開が求められる場面で大きな強みとなります。
2. 社員がコア業務に集中できる環境が整うアポイント獲得や新規顧客へのアプローチといった営業活動を外部に委託することで、自社の社員は商品開発、既存顧客のフォロー、サービス改善といった、より専門性が求められるコア業務に集中できます。これにより、会社全体の生産性が向上し、事業の根幹を強化することにつながります。
3. 外部の専門的な営業ノウハウを活用できる営業代行会社は、様々な業界での成功事例や最新の営業手法、効果的なセールストークなど、豊富な知識とノウハウを蓄積しています。自社だけでは得られなかった客観的な視点や専門的なアプローチを取り入れることで、営業戦略そのものを見直し、組織全体の営業力を底上げする効果が期待できます。
5.2 営業代行会社を比較検討する際のデメリットと注意点
多くのメリットがある一方で、営業代行の利用にはデメリットも存在します。しかし、これらのリスクは事前に対策を講じることで最小限に抑えることが可能です。比較検討する際は、以下の点に注意しましょう。
デメリット・注意点 | 具体的な対策 |
コストが発生する | 料金体系(固定報酬・成果報酬・複合型)が自社のサービスや目的に合っているかを確認します。複数の会社から見積もりを取り、費用対効果を慎重にシミュレーションすることが重要です。 |
社内に営業ノウハウが蓄積されにくい | 代行会社に任せきりにすると、自社の営業力が育たない可能性があります。定期的なミーティングを設け、活動内容や成功事例、顧客の反応などを詳細に共有してもらう体制を構築しましょう。 |
情報漏洩のリスクがある | 顧客情報や商品情報といった機密情報を外部と共有するため、情報管理体制は厳しくチェックする必要があります。契約前には必ずNDA(秘密保持契約)を締結し、プライバシーマークの有無やセキュリティ対策を確認しましょう。 |
コミュニケーション不足による認識のズレ | 自社のサービスや理念への理解が浅いまま営業されると、顧客との間にトラブルが生じる可能性があります。担当者との相性を見極め、報告・連絡・相談のルールを明確に定めておくことが、ミスマッチを防ぐ鍵となります。 |
6. 営業代行会社に関するよくある質問

営業代行会社の利用を検討する際、多くの方が抱く疑問について解説します。契約前に不安を解消し、スムーズな導入を目指しましょう。
6.1 個人事業主でも依頼できますか
結論として、個人事業主やフリーランスの方でも依頼可能な営業代行会社は多数あります。新規事業の立ち上げ期や、リソースが限られている場合に営業代行は強力な味方となります。
ただし、会社によっては法人格を持つ企業のみを対象としているケースもあります。そのため、問い合わせや相談の際に、個人事業主であることを明確に伝え、対応可能かを確認することが重要です。近年では、スタートアップや個人事業主向けのプランを提供している会社も増えています。
6.2 契約前に準備すべきことは何ですか
営業代行会社との打ち合わせをスムーズに進め、ミスマッチを防ぐためには、事前の準備が不可欠です。最低限、以下の点を整理しておきましょう。
準備項目 | 具体的な内容 |
目的・課題の明確化 | 「新規アポイントを月20件獲得したい」「特定の業界への販路を拡大したい」など、何のために営業代行を利用するのか、具体的な目標(KGI/KPI)を言語化しておきます。 |
商品・サービス資料 | 営業活動に使用するパンフレット、サービス説明資料、価格表などを用意します。誰に、何を、どのように売るのかを代行会社が理解するために必要です。 |
ターゲットリスト | アプローチしたい企業のリストや、ターゲットとなる企業の業種、規模、地域などの条件をまとめておくと、より精度の高い営業活動が期待できます。 |
予算の決定 | 初期費用や月額費用として、どの程度の予算を確保できるかを明確にしておきます。予算を伝えることで、最適なプランの提案を受けやすくなります。 |
6.3 地方の中小企業でも対応可能ですか
多くの営業代行会社が、全国対応を掲げており、地方の中小企業でも問題なく依頼できます。特に近年は、オンラインでの打ち合わせや営業活動が主流となっているため、企業の所在地は大きな障壁になりにくくなっています。
オンラインツールを活用したインサイドセールスであれば、場所を問わず質の高いサービスを受けられます。ただし、訪問営業を伴うフィールドセールスを依頼したい場合は、代行会社の営業担当者が活動できるエリアを確認する必要があります。まずは各社の対応エリアについて問い合わせてみましょう。
7. まとめ
本記事では、中小企業におすすめの営業代行会社7選と、失敗しないための比較ポイントを解説しました。営業代行の活用で成果を出す結論は、自社の目的(アポ獲得か、クロージングか)を明確にし、サービス内容と料金体系が費用対効果に見合うかを見極めることです。今回ご紹介した株式会社セールスジャパンなどを参考に、実績や得意業界も確認しましょう。まずは複数の会社に問い合わせ、自社に最適なパートナーを見つける第一歩を踏み出してください。